地虫鳴くは「幕末の青嵐」でお馴染みの木内昇氏の著作であります。色んな人の視点が出てくるんですが、大雑把にまとめるとメイン視点は尾形俊太郎と阿部十郎の二つです。オガシュンは組の監察なので、ザキヤマや副長、そして斎藤ハジメンとの絡みが多く、阿部は前半に谷兄弟、後半に御陵衛士たちとの絡みが多いです。


 オガシュンの目から見た組隊士たちの印象が面白いです。一生懸命コミュニケーション取ろうとするオガシュンですが、ハジメンとか総司とかは全然取れてなくて草。これはもう2人がちょっとおかしい(失礼)せいなんだけど、副長とかパチとか監察メンバーとはちゃんと会話してるのでオガシュンは悪くない。


 それから阿部パートの御陵衛士の皆様ですが‥伊東センセが完全な姫。ものっそキラキラ聖人みたいに書かれていますが、注意してほしいのはそれが篠原視点だということです。憧れの人にもっとお近づきになりたいけど出来ない‥から、その人の弟に面影を見出しちゃってる男、篠原泰之進‥と言えばいいでしょうか。初めて読んだとき「何このBL設定!」って思ってしまったよ。でも伊東センセの弟くん(三樹三郎)もツンデレだけど、篠原に負けず劣らず兄Love!なんだよねー。ホントやばいな御陵衛士。


 一応、副長もいっぱい出てきますので組スキーさんにもオススメです。谷さんもいっぱい出てきてるけど、何か悲しいピエロみたいな役回りで可哀想‥だけど笑っちゃう。