【新撰組の料理人】感想。
『新選組の料理人』門田慶喜:著を読みました。私、この作者さんのこと全然知らなかったのですが、歴史小説も何冊か出しておられるようですね!(組モノが2冊とおりょう(楢崎)の本も見かけた)
で、この本ですが、主人公は一応オリジナルのキャラで「禁門の変に巻き込まれて家が燃えて彷徨ってるところ、組の炊き出し(左之がやってる)に出会って料理人として入隊する」というのが序盤のあらすじです。ですが主人公、空気なので実質原田左之助の本と言っていいでしょう。陽キャで脳筋、ちょっぴり強引‥なステレオタイプの左之です。あと局長が左之をよく隊務に登用するので、珍しく二人の会話が多いのも特徴です。(なのでトッシーあまり出番ない)
左之が大阪によく行くので、谷道場の万太郎さんも出てきます。
ですが一番の見所は、斎藤さんが左之をライバル視して拗らせちゃってるところでしょう!w何故か隊内では似た者同士と言われている設定です。拗らせ過ぎて斬り合いしちゃう危ない(物理)二人‥。そーですねぇ斎→左って感じですかねぇ‥。喧嘩した後もお互いに口聞きたくないので、部下にいちいち言付けさせるとか笑ってしまうんですが。彼ピかな?
オチとしては左之が所帯もちになり、人間味が出てくる(優しくなる)のと引き換えに豪胆さが消えていく‥という微妙なモヤっと感を、組の衰退と絡めるところで話が終わります。えー!ここで終わるかー!って感じですが。この作家さん、昭和の歴史モノによくある男の生き様みたいなものを、あえて中心におかない書き方をしてるのかな〜と思いました。逆に読みやすいとも言えますが、左之スキーさんにはオススメしておきます。

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